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最新記事【2007年08月07日】

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顎関節症という病気を知っていますか?顎関節症について、理解するために、
まずは顎関節について説明します。さらに顎関節症と、なり易い人について
お話します。
【顎関節とは】

顎関節とは、頭蓋の側頭骨と下あごの骨(下顎骨)とを繋いでいる関節です。
顎関節は両耳のすぐ前に1個ずつ、計2個あります。靭帯と腱・筋肉に
支えられて下あごを動かしている関節のことです。

この顎関節は、実は体にある関節の中でも最も複雑な関節の1つです。
蝶つがいのようにアゴを開閉させるだけでなく、引き戸のようにして
アゴを左右に移動する動きも出来るからです。

この顎関節には、食べものをかんでいる間、大きな圧力がかかりますが、
顎関節にある関節円板と呼ばれる特殊な軟骨によって、頭蓋骨と下顎骨は
互いにこすれ合うことがない状態に保たれています。


【顎関節症とは?】

顎関節症とは、この顎関節に障害が起きた状態のことです。
あごの関節(顎関節)周辺に「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」
などのような何らかの異常がある状態を指します。

障害がおきる原因としては、顎関節部にある筋肉の緊張とよるものと、
器質そのものの障害がある場合が考えられます。そのほかに、
心理的原因によっても、顎関節症が起こることが知られています。



【顎関節症になり易い人】

顎関節症は、子供から高齢者まで幅広くみられる病気ですが、特に20歳代前半と
40~50歳の女性に多い病気であることがわかっています。

なぜ女性に起こりやすいのかはわかっていませんが、女性の方が筋肉の緊張や
ストレスに対して感受性が高く、痛みに敏感である、という考えがあります。

また、まれにですが生まれつき顎関節に異常がある人もいます。
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顎関節症の症状は幅広く、その症状の原因が顎関節にあると気づかれないことも
あります。ここでは、代表的な症状と、顎関節症と気づかれにくい症状について
詳しく紹介します。
【代表的な症状】

●あごが痛む

顎関節や周辺の頬・こめかみの痛みは、代表的な症状の一つです。
口の開け閉め、食べ物を噛むときなど、あごを動かした時に痛むのが特徴です。
あごの動きに関係なく痛む場合は、他の病気である可能性があります。


●口が大きく開けられない(開口障害)

正常な人は、口を縦にあけると指三本が入りますが(40~50㎜)、
指が2本程度(30mm)以下しか入らない場合、開口障害があると考えられます。

これは、あごを動かすと痛むので無意識に動きを抑えてしまっている場合と、
顎関節の異常で口が大きく開けられない場合の2通りの理由があります。
いきなり口が開かなくなる時と、徐々に開きづらくなっていく時があります。


●あごを動かすと音がする(関節雑音)

あごを動かしたときに耳の前あたりで「カクカク」という音がしたり、
「ジャリジャリ」「ミシミシ」といった音がすることがあります。
しかし症状が音だけの場合は、まだ積極的な治療は必要ないでしょう。


●噛み合わせに違和感がある

あごの関節や筋肉に問題があると、あごの動きに変化が生じて、
噛み合わせが変わることがあります。急に噛み合せが変わったように
感じるときは顎関節症の疑いがあるので注意しましょう。


【分かりにくい症状】

顎関節症が原因で起こっているのに、そうとは分かりにくい症状があります。
例えば頭痛です。頭痛がひどく、普通の頭痛薬では痛みが治まらずに、
頭痛が繰り返し起こる場合は、顎関節障害が原因である場合があります。

そのほかにも首の辺りから腕へ放射状に広がる痛みと凝り・めまい・
耳の痛み・耳詰まり・睡眠障害などの症状が現れることもあります。
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顎関節症の治療は、痛みを抑えるための薬物療法・固定用副子(スプリント)を
使用して顎にかかる負担を軽くする方法・生活習慣の改善が中心となります。
ここでは、その中のひとつ・薬物療法について詳しく説明します。


【薬物療法】

●筋弛緩薬

症状を緩和するための薬物療法としては、たとえばシクロベンザプリンなどの
顎の筋肉を弛緩するための薬が用いられます。これは、筋肉の緊張と痛みを
鎮める効果があり、スプリントが作られるまでの間に使用されます。

しかし、筋弛緩薬で根本的な症状の治療が行われるわけではないので、
あまり高齢者には使われない薬となっています。使用する期間も、
短期間のみとなっていて、通常は1ヶ月程度しか使用されません。

服薬によって、全身に脱力感や眠気が出ることもあり、車の運転などを
する人や、試験・会議を控えた人には、あまりお勧めできない薬といえます。



●痛み止め

顎の痛みがひどいとき、頭痛や耳の痛みで悩まされているときには、
アスピリンや非ステロイド性抗炎症薬などの鎮痛薬が使用されます。

特に痛みのひどいときにはリン酸コデインというもっと強い痛み止めが
使われることもありますが、この薬は長期に使用すると中毒や依存を
引き起こすこともあるので、ごく短期間しか使用されません。

非ステロイド性抗炎症薬やアスピリンは飲み続けることで、胃腸障害や
心臓疾患リスクを高めるため、これも長期服用はお勧めできません。



●睡眠補助剤

顎関節症による噛み合わせの悪さ・痛みのためによく眠れない場合には
睡眠補助剤が使用されることもあります。夜間の歯軋りなどで、痛みが
誘発される人にはお勧めの薬です。
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顎関節症の症状を治療するには、スプリントを使った根本的な治療のほかに、
薬を用いた対症療法と、自宅で取り組める生活習慣の改善があります。
顎関節症は、実は生活習慣によって引き起こされていることが多いため、
患者自身が行う生活習慣の改善は、とても治療効果が高いと言われます。
生活習慣を改善することで、症状の治療とともに再発の予防にも繋がります。

ここでは、自宅で、自分で日常的に行いたい生活習慣の改善の方法について
詳しく紹介します。


【生活習慣の改善!】

●歯を接触させない

上下の歯が接触するのは物を噛むときだけにして、通常時は、上下の歯を
接触させないようにして余計な負担をかけないようにしましょう。
歯を食いしばることがないように、唇を閉じて上下の歯は離すようにします。


●硬いものは食べない

痛みや口が開けづらい症状があるとき、硬いものを噛んだり力を入れることは
症状の悪化にも繋がります。しばらく硬いものを食べないよう注意しましょう。


●口を大きく開けない

無理に口を大きく開けないようにしましょう。無理をして口をあけるのは、
症状の悪化に直結します。食べ物は小さく切って口に運ぶようにし、
会話中の大笑い・あくびや歯科治療などにも注意が必要です。


●マッサージをする

顎の筋肉が痛むときは、マッサージをしましょう。血行がよくなって、
痛みが軽減されます。ただしこのとき、弱っている筋肉を痛めないように
あまり力を入れすぎないように気をつけてください。


●姿勢に注意する

立つ姿勢や座る姿勢を正しくしましょう。猫背やあごを突き出す姿勢は、
顎関節症を引き起こします。同じ姿勢を長時間続けることもやめましょう。


●うつ伏せで寝ない

うつ伏せの状態は顎や首の筋肉に負担がかかるので、その体勢で
就寝しないようにしましょう。できるだけ仰向けで寝るようにしてください。
枕も、首にあったものを選び、背の高いものは避けるようにしてください。
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顎関節症の治療では、たいていの方にマウスピースを用いた治療が行われます。
これは、手軽でありながら多くの方に治療効果が見られるためです。
ここではマウスピースを用いたスプリント療法について説明します。
【マウスピース・スプリントとは?】

顎関節症の治療で用いられるマウスピースは、歯にぴったりと装着する器具で、
装着してしまえば、一見してマウスピースをしていることは分かりません。
歯科治療域では、このマウスピースを”スプリント”と呼びます。

このスプリントは、主にあごの筋肉の痛みと、その緊張を和らげるために
使用されます。顎関節症による痛みがなくても、歯をかみしめたり、
歯ぎしりがある人には、その癖を直すために使用されることがあります。

薄いプラスチック製のスプリントを、上あごの歯か下あごの歯にかぶせて、
噛みあわせが均等になるように調整します。この調整が簡単に行えるのも
スプリントの魅力です。

スプリント療法で行う通常の検査やスプリントそのもの費用は、
健康保険の適用となるので、治療にかかる費用は8000円程度です。
しかし、医院や症状によっても異なり10万円程度かかることもあります。


【スプリントはいつ使う?】

スプリントは主に夜間寝ているときに使用して、昼間や食事の時には
はずして生活します。歯ぎしり防止のためには、夜間のみの使用で
十分に効果が得られますので、生活に制限が起こりません。

日中に痛みがある人の場合は、日中もスプリントを装着することで、
あごの筋肉の緊張がゆるめられ、かみ合わせを安定させて不快感を減らすことが
できます。1日を通じて使用しても問題はありません。

通常、スプリント療法は8週間以内に症状が治まりますが、
それ以上長く使用するかどうかは症状の程度によって判断されます。

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顎関節症に効果があるサプリメントがあることを知っていますか?
ここでは、多くの女性の悩みの顎関節症に効くサプリメントを紹介します!
【顎関節症とは】

顎関節症とは、あごの関節におきている変形性関節症と考えることができます。
変形性関節症は体の各部の関節に起こるため、例えば、股関節に起これば
変形性股関節症となるし、あごの関節に起これば変形性顎関節症となるのです。



【変形性関節症を治すグルコサミン】

変形性関節症を根本から治す可能性のある食品があることを知っていますか?
それは”グルコサミン”です。グルコサミンは、すりへった軟骨を、
もとの元気な状態に戻せるとして、整形外科医から注目されているのです。

その効果には、実にすばらしいものがあります。たとえば変形性膝関節症では、
関節がつぶれてしまった人を除けば、グルコサミンによって大半の人の
ひざの痛みが解消・緩和しています。

グルコサミンのサプリメントを飲み続けていくと、だいたい2~3ヶ月で
痛みが軽減し、関節が動かしやすくなるという改善効果が見られます。
ひざに水がたまらなくなってきたという人も、たくさんいます。

グルコサミンは、私たち人間や動物の体に含まれているアミノ酸の一種です。
私たちの体では、関節軟骨の主成分(コラーゲン・プロテオグリカン)は、
グルコサミンを原料にして合成されていることがわかっています。

しかし年をとると、一般に関節内でのグルコサミン量が減ってきます。
そこで、グルコサミンをサプリメントで摂取すると、すりへった関節軟骨が
再生するのです。これはレントゲン撮影でも確認されている効果です。

グルコサミンには、炎症をおさえる作用があるとも言われています。
炎症がおさまれば、痛みも和らぎます。そのため、滑膜の炎症も治まるので、
関節液の分泌が正常に戻り、ひざに水がたまらなくなるのです。

治療データとしては、膝関節に関するものが多いグルコサミンですが、
同じ理由から顎関節にもグルコサミンは有効であると考えられます。
顎関節症の予防と治療に、ぜひグルコサミンサプリメントをお使いください!

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顎関節症は、10代後半から20代の女性を中心に、50代・60代の女性に
比較的多く起こる病気です。顎の異常があることが主症状ではありますが、
それに伴う、肩こり、頭痛、不眠、目や鼻の不快感なども問題となっています。
このような様々な症状がある顎関節症ですが、もしも発症してしまったら、
どの病院にかかればいいでしょう?何科にかかればいいのでしょう?
顎関節症になったときにかかる病院についてお話します。


【顎関節症の病院】

顎関節症の治療を行うのは、歯科や口腔外科が専門になります。
歯科医院もしくは大学病院や総合病院の歯科・口腔外科に、不快な症状を
相談するようにしましょう。

しかし、顎関節症よりも一般的な病気である虫歯や歯周病の治療でさえ、
優れた治療を行える歯科医は実は少ないと言われています。

顎関節症治療にいたっては、有効な治療を行っている病院や歯科医院は
さらに限られてくる現状があります。治療を受けるにあたっては、
設備が整っていて、治療実績のある病院を選ぶようにしましょう。

大学病院における顎関節症の診療は、補綴科、矯正歯科、口腔外科など
複数の領域の専門分野が共同して当たるのが一般的です。そのため、
一般の歯科医院では設備機器などがなく診療できないこともあります。

病院に受診する際には、事前に治療が受けられるかどうか確認しておく方が
よいでしょう。




【予防が一番!】

顎関節症になると、病院選びがなかなか大変なことはお分かりいただけたと
思います。顎関節症は、一度治療してよくなっても、症状が再発することが
よくある病気です。日常生活の中で、常に予防を意識するようにしましょう。

顎関節症の症状と治療方法大事典

顎関節症でお困りの方のために!症状や原因、治療方法・病院やおすすめマウスピース等の細かい情報を紹介!!


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